『倉俣史朗とエットレ・ソットサス展 -夢見る人が、夢見たデザイン-』 という企画展をやっています。 倉俣史朗は世界的に名の知れた20世紀を代表する日本のデザイナー、 エットレ・ソットサスはイタリアデザイン界の巨匠の1人と言われています。 この偉大な2人のクリエイターの作品に出会える企画展 前々から見に行きたいなぁ~と思っていたのですが、未だ行けず・・・ そんな私を見かねてか?、知人から東京土産に展覧会ブックをもらいました 作品や思想、ドローイング、2人のクリエイターの交流の軌跡などが ー本文より(要約)ー ソットサスにとって建築とは、「一つの場」であり人が生きて暮らす「居場所」 ソットサスの建築は感覚による一連の出来事であり、それは内部からスタート 五感を通して周囲(住まい)とどのように関係を結ぶか? 暮らす人の感性に働きかけるデザインとは? と、いろいろ考えさせられる内容です。 なんとなく、当社のコンセプト『五感+α』に通じるものがあるなぁ・・・ ちなみに、企画展は7月18日までやっているみたいなので、 東京にお出かけ予定のある方は是非実物をご覧になってください。
今、東京ミッドタウン・ガーデン内の21_21 DESIGN SIGHTで
載っていますが、中でもソットサスの建築についての考え方が
素敵だったのでご紹介します。
すなわち「人々の生活の周りにつくられる、存在のメタファー」。
だからこそ、素材、表面仕上げ、空間を規定する礼儀的アプローチ、色彩に
注意を注ぐことによって、その意識を守り、確実にし、強化する必要があった。
ソットサスはカラーを、単なるフラットな表面の色調や一種の仕上げとして
用いることはなく、肉体を持ち光や影のように揺れ動く、身体的、感覚的素材
として扱った。
して、歴史や、形や記号のシンボリズムから手がかりを得ながら、私たちの
感情に訴えかけ、外部との関係性に集中するという道筋をとる...
と思いながら本を読んでいます。日々勉強です
S.KITA