おはようございます、北です。
突然ですが・・・
西洋は広場の文化、日本は道の文化といわれています
西洋の都市構造は、広場を中心に、公共施設が周りを囲みます。
中心にはオベリスクを置き、権力の中心だということがぱっと見てわかる明晰さがあります。
つまり“見える”ということが大事とされる文化構造。
それに対して、日本を代表するのは参道ですが、
鳥居や境内まで、歩いたり、上ったり、迂回したり・・・と
寄り道する構造になっています。
行く先が一瞬にしてわからない、あえて“消す(隠す)”文化構造。
さらに視覚ではなく聴覚を大切にしていて、
例えば玉砂利を敷いて、そこを歩いたときの ジャリッジャリッ という音を聴き
目的地へ一歩一歩近づいていることを聴覚で実感したりします。
この感覚は、音を左脳で言葉としてとらえる日本人独特のもの。
つまり、“風情”として感じるということです。
『 大切なところへ行く期待感 』
日本人ならではのこの感覚を、住宅に活かしたら
ちょっと面白そうだと思いませんか
S.KITA